探究的な学びをとおして 令和7年度小学校6年目研修
本年度、教育センターでは、教師自らが問いを立て、実践を積み重ね、振り返り、次につなげていく探究的な学びの充実をめざして研修を行っています。
6月6日(金)、10日(火)に実施した小学校6年目研修では、島根大学 下村 岳人 准教授を講師に「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業づくり」と題して講義及び演習をしていただきました。
研修では、ある小学校の算数の授業動画を「対話的な学びとは何か?」の視点で視聴し、参加者は気づいたこと、考えたことを話し合いながら、これまでの自身の中での「対話的な学び」の観を広げていきました。また、下村准教授からは、「子どもたちの脳が汗をかき続ける授業」「話すことによって、何か変化が生まれる・変化する時間になることを仕組むこと」の大切さをお話しいただきました。
参加者からは「対話をする対象は教材、他者、自分だという話が深く心に残った。児童が教材に対して考えを深められるような研究を実践の中で工夫したい」「明日からの授業で、児童が常に考え続ける、汗をかき続けるような発問や問題提示、意図的指名などを実践していきたい」などの振り返りがありました。
今回の研修で学んだことを学校での実践につなげるとともに、2回目の研修でも引き続き、下村准教授に指導していただきます。研修参加者が探究的な学びをとおして、実践的指導力を高めていくことを期待しています。
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